マンガ家ってどんなお仕事?清水しの先生にインタビューしました!①

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まいど、女性のための仕事運専門占い師・宮田シロク(@miyatasilok)です。

なかなか好評なこちらのインタビュー企画第2段。
今回はなんと…

マンガ家の清水しの先生です!
イブニングで連載されていた『狼少年は嘘をつかない』続編製作プロジェクトがクラウドファンディングで達成したしの先生ですが、今回もいろいろ聞いてきましたよ〜。

参考 『狼少年は嘘をつかない』続編制作プロジェクト達成おめでとうございます!CAMPFIRE

まずはこれまでの経歴を教えてください!

マンガ自体は小学生くらいの頃からノートに描いたりしてたんですけど、大学受験の頃にやめちゃって。
それから大学を卒業して8年ほど、商業施設のチラシやパンフレットなどを作るデザイナーをしてました。
するとそのうち、今も仲のいい先輩がオタクだったということが発覚したんです。
出会って3年くらい経ってからわかったんですけど、その先輩ものすごく巧妙に隠してたんですよ笑

しの先生

ー擬態の天才ってやつですね笑

オタクMEMO
擬態とは

オタクに見えないよう振る舞うこと。ファッション、仕草、ふとした時に出てくる語尾など気を抜けない。

で、お互いオタクだったということがわかって、そしたら「また描きたい!」って気持ちが強くなって描き始めたんです。それから1年半くらいして会社を辞めて専業マンガ家になりました。

しの先生

ーでは、実は元々マンガ家になりたかったということですか?

どうなんでしょう。デザイナーの仕事もすごく楽しくて、ずっとやっててもよかったんですよね。
でもマンガをまた読み始めたら、「わ〜っ描きたい〜!」ってなっちゃって。

しの先生

しの先生デビューまでの道

ーマンガ家になるルートって、りぼんやジャンプとかに送って新人賞もらってデビュー、というイメージなのですがしのさんもそのパターンなんですか?

S社(某有名出版社)全体の新人賞があるんですけど、それの一番下の賞が取れたんです。
どの雑誌にマンガが掲載されるか決まってない賞で、自分から希望も出せるので私はF誌(女性誌)がいいって言ってたんですね。
賞が取れると編集さんがひとり担当でついてくれて、デビューまでアドバイスをしてくれるので、それで1本読みきりが載ったりしたんですけど…

しの先生

ーですけど…?

1年くらいそうこうしているうちに、その担当さんと疎遠になって、連絡が取れなくなりまして…

しの先生

ーえっえっ???

いや、業界的によくあるんですよ。悪い習慣だと思うんですけど…マンガ家志望の人ってすごく多いので、人気雑誌になるとひとりで何人も担当することになるんです。
なので、この子はちょっと芽がないかな?と思う人に対しては返信が来なくなったり、フェードアウトしちゃうんです。

しの先生

ーえ、つらい。

そうなんです、つらいんです笑
それでみんな心を病んでるんですけど…

しの先生

業界の闇やん…

だいたい7年くらい前の話なので、今はそうでもないかもしれないんですけどね。
でも私は「お金にならない新人にそりゃ時間は割けないよなあ」という気持ちがあったので、あんまり病まなかったんですけど。

ずっと働いてたので、社会に対する割り切りができてたのかもしれません。

しの先生

ー達観してますね…

編集さんが新人に割いてる時間ってお金にならないので、ある意味サービス残業みたいなかんじなんですよ。

しの先生

ーいやそれお互いつらいですね。

出版社の正社員だとかなりのお給料なはずなので…いやそれでもつらいですよね。

しの先生

関係ないけど正社員の編集さんと、編集プロダクションで働いてる人やフリーの編集者とでは年収はどのくらいの差があるんだろう…

ーデビューに向けてネームなどを送っている段階のマンガ家さんもお給料は発生してないんですか?

してないですねえ。

しの先生

ーひえーーーーこわい!!!でも確かにお金出せる何かがないですもんね…。

そうなんですよ。私はその頃はまだ会社員だったのでマシでしたが。

F誌の担当さんとはそんなかんじで、「これは切られるなあ」と予感していたので笑、他社に営業しないとダメだと思い、とりあえず1本描いて別の編集部に見てもらいに行ったんです。

コミケみたいなイベントで、いろんな出版社の編集部がズラーっと並んでる出張編集部というのがあるんですが、そこで原稿見てもらいたい人がいろんなブースを回れるんですよ。

しの先生

ーへえ〜〜〜〜〜!私はインテとかたまに行くんですけど、全然知らなかった…

オタクMEMO
コミケ・インテとは

非オタは知らなくていい世界です。

あるんですよ〜。
私はずっと女性誌で描きたいと思ってたので、前回もF誌を希望したんですが、そのイベントで見てくれた女性誌の編集さんが

「うちとはカラーが違うからちょっと載せられないな、青年誌のブースに持って行ったら?こういうのは青年誌は好きだよ、ほらあそこあそこ」

とか指さされて。
そこで持って行ったのがイブニングだったんです。青年誌もイブニングも読んだことなかったのに笑

それでイブニングからデビューしました。

しの先生

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ーへええ〜!じゃあその女性誌の編集さん様様ですね、やっぱそういうのを見抜く力があるんだろうな〜。

10代のころバイトしてた喫茶店でモーニングとイブニング買ってたから休憩中いつも読んでたな〜なつかしい。

「青年誌に行きなよ」って言ってくれたその編集さんの名前も、どの雑誌だったかも思い出せなくて、もう幻の編集さんみたいな笑

しの先生

ー神様がビギナーズラックみたいなかんじで使わしてくれたのかも!

「切られる」と思った時に腐らず、積極的に他社に持って行ったからこそのご縁ですね〜。
行動している人は運をつかめる!

次回はこちら!