まいど、仕事運専門占い師・宮田シロク(@miyatasilok)です。
[say name=”シロク” img=”https://miyatasilok.com/wp-content/uploads/2017/03/sb.jpg”]変わりたいのに変われない?[/say]
変わることが怖い、変化を拒否してしまう、散々世間で言われているネタです。ちょっとこのへんについて考えてみました。
まずですね、人間には恒常性というものがあります。
恒常性(こうじょうせい)ないしはホメオスタシス(希: ὅμοιοστάσις、英: homeostasis)とは、生物および鉱物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。
ようは今の状態を保とうとする力のことですが、これがあるからどんな環境においても生命を維持することができる大切な機能です。
でもね、今の状態を保とうとするってことはイコール何かを変化させても元に戻ってしまうってことですよね。
これが人間が本能レベルで変化を嫌がる原因かな〜とか思ってます。あと単純にめんどくさいしね。
良いこと(就職や結婚など)でも変わることそのものがストレスになるのは本当だと思いますし。
でも変化を好む人が一定数いることも確かですよね。
私のお客さんでも変わることが怖いって人は多いんですけど、よくよく話を聞いていると、どうも共通点のようなものが見えてきた気がします。
それがこちら。
変わることが怖い人にとっての「変わる」
これ。みかんが梨に見えるのは勘弁してください。
りんごからみかんに変わろうとしてる。
変わることには痛みを伴うとかよく言いますけど、そりゃ痛いわ。
だって自分が自分じゃなくなるんだもん。りんごはりんご!みかんはみかん!変われませんよ!
一方、変化を好む、または怖がらない人にとっての「変わる」
がんばって色ぬりました。
りんごはりんごのままですね。
何が変わったかと言うと、色に深みが出たり、見えない部分が熟して味わい深くなる。
それも少しずつ少しずつ、そうとはわからないスピードで。
「変わる」のではなく「アップデート」する
アップデートとは、自分が自分でなくなるわけではなくて、自分は自分のまま、何かを少しずつ改良することです。
「変わる」とか言うから怖いんだね。
パソコンやスマホのOS、アプリのバージョンでもこういう表記ありますよね。
ver 1.0.0
貴様らがやろうとしてるのはこれ。
ver 1.0.0 → ver 2.0.0
ひどい人はいきなりver 10.0.0とかになろうとする。
これはむりです。無茶なダイエットしてリバウンドするやつです。
目指したいのはこっち。
ver 1.0.0 → ver 1.0.1
これはね、一見何が変わったのかわからないです。
OSやアプリのバージョンの説明では、「マイナーな問題が改善されました」とか書いてたりします。
新機能が追加されたわけではありません。
地味なアップデートです。
でもこういう小さな改良を重ねないと大きな新機能も追加できないもんです。
変化が怖い人はいきなり目玉の新機能を追加しようとしてビビって逆に何もできない。
- 思い切り髪型を変えてイメチェン!
- 転職するぞ!
- 今日から明るく振る舞う!
とかね。ちょっと難しいよね。そうではなくて、
- シャンプーちょっといいのに変えました
- 今の職場で好きな作業見つけよう
- 鏡を見た時は口角を上げる
こういう地味なver 1.0.1を繰り返してver 2.0.0になるわけ!わかる!?
貴様に必要なのは変わることではなくて小さなアップデートをしてマイナーな問題を改善することです。
人生アップデート!
リピートアフターミー。
人生アップデート!!
ポイントは「あれ、変わって…ないよね?」と恒常性が見逃してしまうほどの些細なことにすること。でないといきなり大幅なアップデートをしようとしてリバウンドします。
あ、でも大幅なアップデートはできる人はやればいいと思いますよ。手っ取り早いし。たまに大きく何かを変えたい!って時ありますしね。煮詰まってる時とかw
「我にはむりだわ」って人は他人にはわからなくてもいい、自分だけが知ってる小さないいことを作ってください。探すんじゃなくて自分で作るの。
- 素足になるときれいなペディキュア
- 新しい口紅買った
- 本当に気に入ったマグカップでコーヒー飲む
そうやってアップデートを繰り返していつか
「あの人変わったよね」
って言われるんじゃないかな。
もちろんいい意味でね。変化が激しい今の時代は「変わらない」ってもはや退化と同じ場合があるかもね。