まいど、仕事運専門占い師・宮田シロク(@miyatasilok)です。
この記事は
- ホロスコープを読めるようになりたい人が
- 正しい勉強法を理解するために書かれたものです
- 「自分のチャートが読めればいい」という人も同様です
『おすすめの教材はありますか?』に対する答え
昔からよく聞かれるのですが、ないです。
あなたは「ホロスコープが読めるようになるために」聞いてるんですよね?娯楽のため、読みやすい本を探しているわけではないんですよね?
占いとは言語 使わないと永遠に読めない
「は?こいつ何言ってんの?」ってかんじかもしれませんが、占いとはなんらかのものを言葉に訳す作業です。占星術師ならホロスコープを言葉に、タロッティストならタロットを言葉に訳すわけです。
したがって、『おすすめの教材ありますか?』というのは英語など外国語学習で言うところの『おすすめの文法書ありますか?』と同じ意味に他なりません。
文法書読んで英語しゃべれるようになる?って話です。
仮に文法のテスト100点でも英語ペラペラか?というと違いますよね。
まずは2、3冊、広く浅く網羅されている本を持っていればいいのではないでしょうか。このへんは完全に相性なので本屋で実際にチェックしてみてください。
ただまあこちらの本は(そこまで感覚的ではないという意味で)文章的に比較的わかりやすいのではないでしょうか。
大人の勉強は学生と順番が逆
学生時代は教科書→テストの順番でした。
大人は違います。テスト→教科書の順番です。
やや乱暴ですが、ステップにするとこうです。
「記号が右に寄ってるな」とか「ここに天体が偏ってるな」など、何かに気づくたびにこんなベビーステップを繰り返して読めるようになる、というかんじです。
結局、量
日本人が中高と英語を勉強するわりに話せないのは英語に触れる時間が少ないからだとよく言われます。週に数時間で英語話せってそりゃ無理やもんな。
占いが言語ならば、これも結局量をこなすしかありません。特に占い師になりたいのならなおさらです。
英語の仕事をしたいなら英語が日常になってないとダメだし、
絵の仕事をしたいなら絵が日常になってないとダメだし、
占いの仕事をしたいなら占いが日常になってないとダメです。
意味がわかるとかわからないとかではなく、息をするようにホロスコープを見る、この積み重ねです。
英語の勉強をしている人は勉強のため、意味がわかってなくてもスマホの言語を英語にしたりしますよね。それと同じです。私もしますがマジで意味わかりません。
できるだけ本人からフィードバックをもらえるホロスコープを読む
フィードバック最強です。
なんなら占いに関係なく、人生とはフィードバックをもらえるか(もしくは自分で振り返ることができるか)、そしてそのフィードバックを受け入れることができるかで大きく変わります。
著名人など、本人の意見を直接聞けない人のホロスコープを10枚見るよりフィードバックをもらえるホロスコープを1枚読む方がよっぽど勉強になります。
つまり、英語を勉強しているなら本読むより直接英語で話した方がよっぽど勉強になるよね、ってのと同じです。
そういう意味ではなんらかの事情で占いを勉強している・したいことを他人に隠している人や、知り合いが少ない人はぶっちゃけ不利です。
本気で占い師になりたいなら行動量でどうにかするっきゃないってかんじでしょうか。
私の場合、占星術を勉強しだした頃は特に誰にも隠しておらず、勉強してるから生年月日教えて〜と片っ端から聞いてました。
他人を占えないと自分を占うことはできない
「占い師になりたいわけではない。自分のホロスコープが読めればいい。」という方もたくさんおられると思います。
しかし残念ですが、この場合も量をこなさない限り自分を占うことはできません。
なぜなら、人間とは相対的な生き物だからです。
自分のホロスコープだけを見るというのは、イコール世界でたった一人、自分しか見ていないということです。
基準は私一人、だから導き出される結果はひとつの考えのみ。
私が生徒さんによく言うのは「優劣をつけるという意味ではなく、客観的な比較をしなさい」ということです。
あの人と比べてこの人の方が髪が短いな、長いな、あの人はAだけど私はBだな、あの人はこういう行動だけど私はこうだな、
このように他人と比べてはじめて自分が見えてきます。
だいたい、人間がワンパターンで絶対的な生き物ならわざわざホロスコープ読んで自分を知りたいとか思わないしね。
違うからこそ悩み、知りたいと思うわけです。じゃあどう違うのか知るって、自分以外の誰かのホロスコープも見ないとそりゃわからないですよね。
どうしても他人のホロスコープに興味が持てない人はせめて自分とはまったく関係ない星座のところを読んでください。牡羊座の人なら乙女座読んでみるとか。
とは言ってもセオリーはあるので一応書いときます
- 2区分・3区分・4元素・ハウスの3区分をチェック(慣れたら見ただけでわかるので飛ばしてOK)
- ASC(星座)を見る
- 太陽・月星座とハウスを見る
- その他のハウスの偏りを見る
- タイトなハードアスペクトを見る
だいたいこんなかんじです。
余談・仕組みから書かれている本は意外とない
これ私も手持ちの本を全部探してびっくりしたんですが、地球と星座の関係や黄道、地軸などの「そもそもホロスコープとは何を図にしたものなの?」という部分が図解されているのは以下の2冊だけでした。
ちなみに『占星学』の方がわかりやすいと思います。
あとは文章のみか、もしくはあまりこのあたりは解説されておらず、いきなり12星座に入る、というかんじでした。
このへんの知識はなくても占えるっちゃ占えるのですが、知識の骨格となる部分なので知ってて損はないです。
占星術で使う10天体や12星座はどの本にも書かれています(当たり前)。
いつも応援してるよ。
愛をこめて。シロクでした!