まいど、仕事運専門占い師・宮田シロク(@miyatasilok)です。
子育てをしながら占いの仕事をしていると、子どもの急な発熱や行事などで「仕事が思うように進まない!」と焦ること、ありませんか?
子どもの病気が治ったと思ったら次は自分にうつされたりもあるある…
なのにリアルタイムで対応が必要な鑑定やセッションばかりだと、急な予定変更が難しくてストレスが溜まりがちですよね。
現在、5歳と2歳の男の子を育てながらフリーランスをしている私ですが、自分のペースで仕事ができて、「子どもの体調不良で仕事が止まる!」というリスクを減らす方法を考えました。
基本は「受注→後納品」・コンテンツ販売・サブスクの3択
「受注→後納品」とはそのままで、鑑定など依頼を受けたらあとから鑑定書などを納品する形式です。
コンテンツ販売は有料noteや動画講座などですね。自動販売機と呼ばれる。
サブスクはコンテンツ販売の親戚みたいなものですが、コミュニティなどはこちらに含まれます。
先に知っておきたいこと
どの形を取るにしても、先に知っておきたいのは商品が売れるまでには時間がかかるということです。
今日初めて販売していきなり売れるはずないよね。
パンデミックをきっかけに、すっかり「家で楽しくできる副業」のイメージがついた占い師ですが(まあ間違ってはないんだけど)、物を売るにはそれなりに集客が必要ではあります。
子育て中などでまとまった時間が取れない場合は、売れるまで時間がかかることを念頭におきましょう。
「受注→後納品」のメリット
1.スケジュール調整がしやすい
突発的な予定変更があっても、自分の都合に合わせて作業できる。
2. 納期の幅を持たせれば余裕ができる
「2週間以内に納品」などの形にすれば、無理なく進められる。納期を長く取るなら安くする、急ぎの人にはオプション料をいただくなどができる。
3.リアルタイム対応を減らせる
直接の鑑定を減らしても売上が立つ仕組みが作れる。
「受注→後納品」のデメリット
1. 〆切があるのでプレッシャーになる
- どんなに余裕があっても「〆切」そのものがプレッシャーになるタイプには向かない。
- 当たり前やけど受注したら必ず納品しなきゃいけないから、「やらなきゃ」がプレッシャーになる。
- 体調不良や急な予定変更で作業が遅れると、焦ることになる。
対策:
- 「〇日以内に納品」と納期の幅を持たせる(最短○日、最長○日)
- 余裕を持って締切を設定(例:実際に3日で作れるものを「1週間以内納品」とする)
- 受注のキャパを超えないように、受付数を管理する
2. 受注が増えると作業量が膨らむ
- ありがたいことだけど、たくさん受注できても、納品が追いつかないとパンクする。
- 1人で対応してると手が回らなくなるリスクがある。
対策:
- 一定数以上は「次回募集」に回す(予約待ちリストを作る)
- テンプレ化できるものは自動化(定型フォーマットを作って、手間を減らす)
3. 売上が不安定になりやすい
- 受注がある月は収入が多いけど、少ない月はガクッと下がる。
- コンスタントに注文が入らないと、安定収益につながらない。
対策:
- サブスク型(月額課金)と組み合わせる(noteメンバーシップ・定期レポート)
- 「コンテンツ販売」も並行して、売上の波をならす
- 受注を毎月一定ペースに調整する(「1か月〇件まで」と制限をかける)
4. 「すぐに受け取りたい」人には向かない
- 「すぐに受け取りたい」人には売らないようにする
- 納期を明確にしつこくアナウンスする
対策:
- すぐに手に入る「コンテンツ販売」(PDF・動画・講座)も用意する
- 「納品までの流れ」を明確にしておく(このフローがない人多い)
- 受注確定後に「進捗報告」や「途中経過を見せる」ことで、待ってもらいやすくする
5. 完全な「不労所得」にはならない
- 受注ごとに作業が発生するので、「1回売ったら終わり」ではない。
- 100%放置で稼げる仕組みではなく、ある程度は手を動かす必要がある。
対策:
- 「受注→後納品」を減らし、コンテンツ販売を増やしていく
- 繰り返し使えるテンプレやフォーマットを作って、作業負担を減らす
- クオリティと価格を上げて、少ない受注数でも売上をキープできるようにする
コンテンツ販売と組み合わせるのが良き
「受注→後納品」は 「お客さんと個別に向き合える」 というメリットがあるけど、仕事量が増えすぎるとしんどくなるので、
- すぐに手に入る コンテンツ販売(PDF・動画・講座)
- 安定収益になる サブスク型(月額課金)
これらと組み合わせて、「受注→後納品」の負担を減らすのがベストな形だと思います。
コンテンツ販売のメリット
1.何度でも販売できる(ストック型収益)
- 一度作れば、繰り返し売れる。さいこう。
- 受注販売と違って、毎回作業が発生しない
- 「自分が動かなくても売上が立つ」=不労所得に近づく
2.受注が増えても負担が増えない
- リアルタイム対応がいらないから、時間の融通がきく
- 直接の鑑定と違って、受注が増えても作業量は変わらない
- 子どもの体調不良や旅行中でも売上が発生する
3.価格設定の自由度が高い
- コンテンツの価値次第で、単価を上げやすい!
- 1,000円のPDFでも、100人売れれば10万円
- 5万円の動画講座なら、10人売れれば50万円
- 価格を調整すれば、売上の安定化がしやすい
4.海外にも販売できる
- デジタルコンテンツなら、国を超えて販売できる!
- 仮に英語版を作れば、日本以外の市場にも売れる
5.サブスクと相性が良い
- 毎月の継続課金(サブスク)にも展開できる
- noteメンバーシップのように「毎月コンテンツを追加する」ことで、リピート収益化できる
- サブスク×コンテンツ販売で、長期的な収益を作れる
コンテンツ販売のデメリット
1.最初に作るのが大変
- コンテンツを作るのに時間がかかる
- 動画編集・PDFデザイン・文章構成など、準備が意外と大変
対策
- まずは「小さな商品」から作る(note記事・簡単なワークブック)
- すでに作ったコンテンツを再利用して販売する(ゼロから作らない)
2.作っただけでは売れない
- これけっこうみんな見落としがちだけど、作っただけでは売れない
- 「販売ページを作る」「SNSで宣伝する」「広告出す」など、売る取り組みが必要
- 受注販売以上にコンテンツ販売は集客がカギ
対策:
- すでに興味がある人向けに先行予約を取る
- 「無料サンプル」を用意して、購入までのハードルを下げる
3.海賊版や無断転用のリスク
- デジタルコンテンツはコピー・転売されやすい
- PDFや動画を勝手に転売されるリスクがある
- パスワードをつけても、完全な対策ははっきり言って無理
対策:
- 販売プラットフォーム(note, BOOTH, Udemyなど)を使って管理する
- サブスク型にして「常に最新の情報を提供する」形にする
- 諦める
4. 単価が低いと売上が伸びにくい
- 安すぎると数を売らないと利益にならない
- 500円のPDFを100部売るより、5,000円のPDFを10部売るほうが楽
- 低価格商品ばかりだと、大きな売上になりにくい
対策:
- 高単価の商品も用意する(講座・コース販売)
- セット販売やバンドル(例:3冊セットで1万円)で売上げを上げる
ストック型収益を作るならコンテンツ販売が強い
コンテンツ販売は「最初に作るのが大変」というデメリットはあるけど、一度作れば、何度でも売れるストック収益。
短期的には「受注→後納品」と組み合わせながら、長期的にはコンテンツ販売で「何もしなくても売れる仕組み」 を作っていきたい…!
サブスクのメリット
1.毎月の安定収入が作れる
- 毎回集客しなくても、毎月自動で収益が入るのでマジで精神安定剤になる
- 1回の売上だけでなく、「継続して収益を得られる」のが強み
- 単発鑑定と違って、「来月の売上ゼロかも…」という不安が減る
2.受注の負担が減る
- 受注販売は注文ごとに作業が発生するけど、サブスクなら一括配信できる
- 「1回コンテンツを作れば、全員に送るだけ」なので、工数が減る
3.LTV(顧客生涯価値)が上がる
- 「1回売って終わり」じゃなく、長期的に売上が積み上がる!
- 1人の顧客から「何回支払ってもらえるか?」が収益を左右する
- 例えば、1万円の商品を1回買ってもらうより、月額2,000円のサブスクに6ヶ月入ってもらうほうが売上が大きくなる
4.継続的なファンを育てやすい
- サブスクを通じて、顧客との関係性が強くなる
- 毎月コンテンツを受け取ることで、顧客の日常に入り込みやすくなる
- 既存会員に向けて、追加コンテンツや上位サービスを案内できる
5.スケールしやすい
- 会員数が増えても、負担がそこまで増えない
- 個別鑑定は受注が増えるとパンクするけど、サブスクなら100人でも1,000人でも同じ作業量でOK
- 「コンテンツを一括配信する」モデルなので、規模を大きくしやすい
サブスクのデメリット
1.「解約されるリスク」がある
- サブスクは解約との闘い!「入ってもらうより、継続してもらうほうが難しい」
- お客さんは「毎月支払いが発生する」と感じると、ちょっとした理由で解約しやすい
- 「今月は忙しいし、いったん解約しよう」となりやすい
対策:
- 「毎月ここでしか得られない価値」を作る(占い×ビジネスの独自視点など)
- サブスク会員限定の特典(個別相談の優先受付・割引など)をつける
- すぐに解約されないよう「半年プラン」などを用意する
2.最初は人数が集まりにくい
- サブスクは「月額制」なので、「ずっと払い続けるのが嫌」と思われることもある
- 単発商品と違って、心理的ハードルが少し高い
対策:
- 「○人限定」など、最初は安めの価格でスタートし、一定人数を超えたら値上げ
- 無料期間やお試しプランを用意して、入りやすくする
- 「一括払いでお得になる半年 or 年間プラン」などを用意
3.すぐに大きな売上になりにくい
- 基本的には1人あたりの売上が小さいので、最初は収益が伸びにくい
- たとえば「月額500円のメンバーシップ」だと、100人集めても5万円
- 単発10万円の商品が売れる方が、短期的には収益が大きい
対策:
- サブスク+高単価商品を組み合わせる(プレミアムプランを用意)
- 単価を上げる(500円 → 3,000円にするなど)
- 「限定コンテンツ+個別鑑定つき」など、価格別プランを作る
4.コンテンツを継続して提供し続ける必要がある
- 「定期的にコンテンツを作らないといけない」負担がある
- 単発販売なら「売ったら終わり」やけど、サブスクは継続的に価値を提供しないと解約される
- 「忙しくて今月の更新ができない!」となると、解約が増えるリスクも
対策:
- 可能な限りコンテンツを先に作り置きしておく
- 毎月のテーマを決めて、考える負担を減らす(「今月は○○にフォーカス」など)
長期的な安定収益を作るならサブスク
サブスクの最大の強みは、「毎月安定収入が入ること」。
でも、「解約されるリスク」「継続してコンテンツを作る負担」もあるから、どう運営するかがポイント。
すべてをうまく組み合わせて無理なく働きたい
まとめると、以下のようになります。
- スケジュール調整がしやすい→「受注→後納品」
- 不労所得を作りやすい→コンテンツ販売
- 長期的に一定収入を作りやすい→サブスク
せっかく好きなことを仕事にするんです。
それぞれメリット・デメリットがあるのでそれらを理解しつつ、うまく組み合わせて長く働き続けられるといいなと思います。